【リンク切れをゼロに!】リンクチェックツール「LinkChecker」の使い方(Windows 7用)
Web2016年8月23日
LinkCheckerはWebページのURLをコピー&ペーストするだけでリンク切れを検知することができるツールです。GUIで気軽に使うこともできますが、コマンドやバッチファイルを駆使することでその威力を最大限発揮できます。
本記事ではLinkCheckerの使用方法についてご紹介いたします。
特徴(公式サイトから引用)
- 再帰的にマルチスレッドチェック
- 結果ファイルをtext/HTML/SQL/CSV/XML/サイトマップで出力可
- 正規表現でのフィルタリング
- Basic認証対応
- robots.txt対応
- Cookieのサポート
- HTML5のサポート
- プラグイン拡張をサポート
- HTMLとCSSの構文をチェック
- 複数の実行方法(GUI、CUI)
インストール
以下のサイトの右側のサイドバーにある「LinkChecker-9.3.exe」をダウンロードします。
ダウンロードしたLinkChecker-9.3.exeをダブルクリックでインストールしてください。
GUIで使用
LinkCheckerを起動し、[URL:]欄にリンクチェックを行いたいURLを入力します。
[Start]でリンクチェックがスタートし、結果が画面に表示されます。全て英語ですがステータスで表示されとてもわかりやすいです。
コマンドで使用
LinkCheckerをコマンドラインで使用する場合は、以下のような記述で実行できます。
cd /d C:Program Files (x86)LinkChecker
linkchecker.exe http://○○○.jp/ -Fhtml/utf_8/C:Usersユーザ名Desktopresult.html
上記はhtmlで出力した例です。以下のような出力で生成されます。オプション記述を変更することで、出力ファイルの形式を選択できます。
htmlで出力
linkchecker.exe http://○○○.jp/ -Fhtml/utf_8/C:Usersユーザ名Desktopresult.html
xmlで出力
linkchecker.exe http://○○○.jp/ -Fxml/utf_8/C:Usersユーザ名Desktopresult.xml
csvで出力
linkchecker.exe http://○○○.jp/ -Fcsv/utf_8/C:Usersユーザ名Desktopresult.csv
バッチファイルで使用
バッチファイルを使うとさらに便利です。ファイルを編集してダブルクリックすれば結果出力まで一発です。
linkchecker -r1 -ohtml --check-extern http://ドメイン名/ファイル名.html >>result.html
バッチファイルはどこに格納しても実行できます。出力される結果ファイルも同階層に出力されます。
また、以下のように複数行追加することで、複数ページを同時にリンクチェックを行いかつ1ファイルに結果を結合して出力することが可能です。
linkchecker -r1 -ohtml --check-extern http://ドメイン名/hoge.html >>result.html
linkchecker -r1 -ohtml --check-extern http://ドメイン名/moge.html >>result.html
linkchecker -r1 -ohtml --check-extern http://ドメイン名/fuga.html >>result.html
Basic認証しているページもチェック可
GUIを起動して、[Edit]-[Options]をクリックすると、Optionsのダイアログが表示されます。さらに[Edit]をクリックするとConfigのソースが表示されます。
[authentication]という記述が215行目あたりにあると思います。この行の下に以下のようにBasic認証の情報を追加します。
entry = ^http:?//www.○○○.○○○.○○○.○○.○○/ ユーザID パスワード
- ※対象ドメインはエスケープして記述します
- ※「ユーザID」「パスワード」はBasic認証の情報に置き換えてください
まとめ
リンクチェックツールは様々なものがありますが、LinkCheckerは精度も高くとても使いやすいのでおすすめです。
大規模なサイトになればなるほどリンク切れは発生しやすくなります。
LinkCheckerに関わらず、Webサイトを運営するうえで404エラーを起こさないことはとても大切です。1つリンク切れしているだけでもユーザーの信頼を損なうことにつながってしまいます。
リンクチェックの際は本記事の内容をご活用いただければ幸いです。