【発行にかかる時間や手数料は?】マイナンバーカードをオンラインで発行申請する手順をご紹介
Web2017年4月17日
今更ながら、先日マイナンバーカードをオンラインで発行いたしました。マイナンバーカードの発行方法は「郵送」「パソコン」「スマートフォン」「まちなかの証明用写真機」と4つの申請方法がありますが、本記事ではパソコンによる申請方法についてまとめてみましたので、手順についてご紹介させていただきたいと思います。
マイナンバー通知カード到着後に引越しをすると、再度申請書IDを発行する必要がある
マイナンバーの通知カード(カード型の紙でマイナンバーが記載されたもの)を受け取った後に引越しをすると、その時に発行された「申請書ID」は無効となり、再度役所に赴いて申請書IDを再発行してもらう必要があります。私の場合まさにこれに該当するケースだったため、面倒ではありましたがオンラインでマイナンバーカードの発行手続きを行いたかったので、一度役所に行って申請書IDを再発行してもらいました。
ちなみに、引っ越しをしていなくてももし紛失してしまっていた場合は、同様に申請書IDの再発行が必要です。
役所にて所定の書類に記入して提出すると、上記の「個人番号カード交付申請書」を受け取ることができます。これに申請書IDが記載されていますので、このIDを使ってオンラインでのマイナンバーカードの発行手続きが可能になります。
練馬区の自動交付機は2017年6月30日で終了
これまで練馬区では役所や出張所にある証明書自動交付機を使って住民票などを発行することができたのですが、マイナンバーカードの運用に伴って2017年6月30日で廃止されてしまうんですね。
自動交付機の利用は、平成29年6月30日をもって終了します。
マイナンバーカードを利用してコンビニで証明書の交付を受けることができますので、マイナンバーカードをお持ちではない方は早めにカードの申請手続きを行ってください。
ですがマイナンバーカードがあればコンビニでも発行できるようになるので、マイナンバーカードがあれば不便になることはありません。逆に言えば免許証があれば身分証明には事欠かないので、私の場合こういったケースでしかマイナンバーカードを活用する機会がない気がしますが。。。今後のサービス拡充に期待しましょう。
追記(2017年7月11日)
予定されていた通り、2017年6月30日を持って練馬区の自動交付機は廃止されました。
パソコンによるマイナンバーカード発行申請の流れ
前置きが長くなりましたが、ここからは私が実際に行ったオンライン(PC)でのマイナンバーカード発行手続きの流れをご紹介いたします。
- 役所で申請書ID入りの「個人番号カード交付申請書」をもらう
- 利用規約を確認する
- 申請書ID、名前、メールアドレスを登録する
- 顔写真を登録する
- 申請情報を登録する
- 役所より交付通知書が郵送される
- 交付通知書を持参して役所でマイナンバーカードを受け取る
①役所で申請書ID入りの「個人番号カード交付申請書」をもらう
これについては前述の通り、マイナンバーの通知カードの受け取り後に引越しをしている場合は再度役所で申請書IDを再発行してもらう必要があります。引越しをしていない場合でも、もし紛失しているようであればやはり再発行が必要になります。引越しをしていなくてかつ手元に申請書ID入りの個人番号カード交付申請書があればこの手順はスキップしてください。
②利用規約を確認する
以下のページにアクセスし、利用規約に同意してチェックを入れたら[確認]ボタンをクリックします。
③申請書ID、名前、メールアドレスを登録する
個人番号カード交付申請書に記載されている申請書IDを入力します。
氏名と連絡用のメールアドレスを入力します。
画像に表示されている文字を入力し、[確認]ボタンをクリックします。
確認画面にて申請書ID、氏名、メールアドレスを確認して間違いが無ければ[登録]をクリックします。
まずは、これでメールアドレスの登録が完了します。
④顔写真を登録する
登録したメールアドレスに「【個人番号カード】申請情報登録URLのご案内」という件名のメールが届いていると思います。メールに記載されたURLをクリックします。
顔写真の登録を行います。画像のトリミング自体は向こうでやってくれるので、以下の要件を満たした写真であれば問題ありません。
顔写真規格 |
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アップロードファイル |
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よくわからないという場合は、部屋で電気を明るくして、白い壁を背に立ち、上半身を撮影すればOKです。そのままの写真をアップロードすれば問題ありません。PCに画像を移したら、[アップロード]よりマイナンバーカードに使う画像を選択します。しばらくすると「アップロードが完了しました」とテキストが表示されますので、テキストが表示されたら[確認]をクリックします。
アップロードされた写真に間違いが無いことを確認し、顔写真の規格に問題が無ければ3つ全てにチェックを入れて[登録]をクリックします。
⑤申請情報を登録する
次に、申請情報を入力します。生年月日を入力して、電子証明書の発行希望有無、氏名の点字表記について選択後、チェックを入れて[確認]をクリックします。
私は今回電子証明書の発行希望有無、点字表記ともにチェックを入れませんでしたが、[+]をクリックで表示される以下の画面にてチェックを入れてください。
これでようやく申請情報の登録が完了します。
あわせて、「【個人番号カード】申請受付完了のお知らせ」という件名のメールが届いていればOKです。何か不備があった場合は1週間ほどでメールで連絡が来るようですが、特に不備は無かったようで1週間過ぎても特に何も連絡はありませんでした。これで自宅に交付通知書がくるまでしばらく待つことになります。
⑥役所より交付通知書が郵送される
ここからが長かったです。。。なんと交付通知書が来たのはオンラインで申請を行ってから1ヵ月後でした。まさかここまで時間がかかるとは思いませんでしたね。年度末で役所も忙しかったんでしょうか。とにかく無事に交付通知書は届いたので、ようやくこれでマイナンバーカードを発行できる準備が整いました。
通知書の中にシールの張られた郵便はがきは入っています。
このシールをめくると、マイナンバーカードの交付場所が記載されています。
⑦交付通知書を持参して役所でマイナンバーカードを受け取る
早速、郵便はがきに記載されていた場所に赴いてマイナンバーカードの受け取り手続きを行いました。受け取りにあたって、最低限以下のものを持っていく必要があります。
- 免許証などの身分証明書
- 交付場所が記載された郵便はがき
- マイナンバー通知カード(回収したいみたいですね)
印鑑などは特に必要ありません。窓口ではがきを渡して、マイナンバーカードに設定する「電子証明書の暗証番号」をメモして待つよう指示されます。
①署名用電子証明書 暗証番号 | 6桁~16桁の英数字(アルファベット大文字と数字をそれぞれ一文字以上含む) |
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②利用者証明用電子証明書 暗証番号 | 4桁の数字 |
③住民基本台帳用 暗証番号 | 4桁の数字 |
④券面事項入力補助用 暗証番号 | 4桁の数字 |
- ※②、③、④は共通のものを設定可能
①署名用電子証明書 暗証番号
確定申告などの行政手続きなどを、自宅のPCからインターネットを利用して電子申請(e-Tax)する際に必要となる電子証明書の暗証番号です。この電子証明書により、申請者の本人の氏名・住所等の確認や送付する書類の改ざん防止などが可能になります。
②利用者証明用電子証明書 暗証番号
今後、国の解説する「マイナポータル」(2017年7月頃運用開始予定)へのログイン時や、コンビニ証明交付サービスなどに利用するための電子証明書の暗証番号です。
③住民基本台帳用 暗証番号
住基ネットの事務手続き(広域交付住民票や特例転出・特例転入の届出など)において、本人認証を行うために必要な暗証番号です。
④券面事項入力補助用 暗証番号
マイナンバーカードのICチップに格納されている情報(マイナンバーや氏名、住所、性別、生年月日など)を番号法に基づく事務で利用する際に必要な暗証番号です。
暗証番号をメモした後、1人用ブースに導かれて職員の方にご対応いただきます。タッチパネルで暗証番号を設定し、マイナンバーカードに説明を一通り聞いた後、めでたくマイナンバーカードを手渡されます。
表面
裏面
マイナンバーカードを入れるケースも合わせて手渡されました。
これに入れておくといい具合にマイナンバーや生年月日などデリケートな情報を隠せるようになっているようですね。
役所で手数料はかかる?
マイナンバーカードの発行手数料は無料です。ただし、以下のページを確認すると「当面無料」と記載されていますね。将来的に有料化される可能性もありますので、もし発行をお考えの方は早めに手続きを行うに越したことはないかもしれませんね。
マイナンバーカードで取得できる証明書
マイナンバーカードがあれば、コンビ二に設置されているマルチコピー機から各種証明書を取得することが可能になります。
住民票の写し(本人および同一世帯の方の分) | 1通あたり200円 |
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印鑑登録証明書(本人の分のみ) | 1通あたり200円 |
住民票の課税(非課税)証明書(本人の分のみ) | 1通あたり200円 |
住民税の納税証明書(本人の分のみ) | 1通あたり200円 |
戸籍の全部(個人)事項証明書(本人および同一戸籍の方の分) | 1通あたり350円 |
マイナンバーカードの有効期限
20歳以上の方は発効日後10回目の誕生日まで、20歳未満の方は発効日後5回目の誕生日までとなっています。マイナンバーカードの更新は有効期間内に申請が必要で、有効期間満了の3ヶ月前より、住民票のある市区町村の窓口で更新申請を行うことが可能です。
電子証明書の有効期限
ややこしいのですが、20歳以上であればマイナンバーカード自体の有効期限は発効日後10回目の誕生日までとなっているものの、電子証明書の更新は20歳以上の方は発効日後5回目の誕生日までとなっています。こちらも有効期間満了の3ヶ月前には更新が可能となります。
いずれの更新も役所で更新手続きを行う必要があるので、実質5年スパンで役所に赴くことになります。まるで運転免許証ですね。極論電子証明書を使わないということであれば10年スパンの更新でもよいのですが、5年を過ぎて電子証明書の更新を行わなければコンビニで証明書を取得できることができなくなり、単なる身分証明の用途でしか使えなくなる点に注意が必要です。
電子証明書の更新期限を忘れたくない場合は、マイナンバーカードに有効期限を記載しておく欄があるのでそちらに記載しておくと良いでしょう。
まとめ
約1ヶ月かけて、ようやくマイナンバーカードを手に入れることができました。役所での手間が省けるので、多少の時間はかかりますがオンラインでの発行申請も有りだと思います。ちなみにスマートフォンでもオンラインで発行申請を行うことができますので、妻のマイナンバーカードを発行する際はスマートフォンでチャレンジして見ようと思います。
マイナンバーカードの発行についてオンラインでの発行申請をお考えの方は、どうぞ本記事をご参考にしていただければ幸いです。