【30代パパは注意】抱っこ&ダッシュによる椎間板ヘルニア(軽度)発症から完治までの全記録
Web2018年4月23日
2018年1月下旬頃、一日中2歳の子供の面倒を見ていて、その影響か日中に「なんか腰に違和感があるな。。。」という気持ちを抱きつつも、夕方スーパーから自宅へ子供を抱っこして小走りした結果、帰宅してから腰に激痛が。数日後病院に行った結果、軽い椎間板ヘルニアだと診断されました。本記事では、椎間板ヘルニアの発症から完治(抱っこしてもいたダミがなくなる)までの全記録を記事にまとめてみました。
あくまでも私個人のケースになりますが、同じヘルニアでお悩みの方へのご参考になればと思いますので、どうぞご参考になれば幸いです。
0日目:ヘルニアの予兆は数日前からあった
あくまでも私の場合なので個人差はあると思いますが、数日前から腰に異常をきたす予兆はありました。年末年始に子供を見ていた影響か、変な姿勢でずっとスマートフォンを布団の中でいじっていたからかはわかりませんが、「なんか腰に違和感があるな」「なんか腰が重いな」という感覚が、ヘルニアを発症するまでの数日の間にありました。
調べたところ椎間板ヘルニアになってしまう人は、少なからず発症前にこういった「予兆」を感じることは珍しくないようで、まったく予備知識がなかったこともあいまって、何も考えずに腰に負担をかけてしまっていました。
また、子供を抱っこする際はずっと「左手」つまり「左腰」を使って抱っこするケースが多く、これも良くなかったようです。子供の抱っこに限りませんが、左→右→左→右と持ち替えることで、腰への負担をバランス良く分散せることが本来必要な動作とのこと。右利きの人は左で抱っこしやすい傾向にあり、私もついつい左ばかりで抱っこしてしまっていたのも、ヘルニアを引き起こした原因の一つでもあるようでした。
1日目:椎間板ヘルニア発症
話は戻すと、スーパーから抱っこして帰ると既に腰には激痛が。少し腰を上げたり歩くだけでも腰に痛みがあり、とても抱っこできる状態ではありませんでした。
これまで私は腰痛とは無縁で、腰の痛みに最初は戸惑いましたが、「まあ一晩経てば良くなっているだろう」と楽観視してその日は床につきました。
2日目〜3日目:様子見しても痛みは引かず
しかし、寝ていても腰は痛く次の日の朝になっても痛みは引かず。少しヤバイなと思いましたが、仕事を休むわけにもいかず一旦会社へ行くことに。幸い歩くよりも自転車のほうが痛みは幾分マシだったので通勤はなんとか大丈夫でしたが、それでも腰に力がはいるたびに激痛が走ります。
この時はよくわからなかったのですが、腰だけではなくお尻から太ももにかけても痛みがあり、思い返せばこの痛みはヘルニアから来る「坐骨神経痛」だったようです。
4日目:整形外科で椎間板ヘルニアと診断される
会社でデスクに座っているだけでついに痛みがひどくなり、早退して整形外科に行くことにしました。仕事に集中できなくなるくらい痛みがひどくなっていたので、いよいよこれはヤバイなと。
痛い腰を引きずりながらも病院へたどり着き、症状を伝えると、ある体勢を取ることで簡易的にヘルニアかどうかも確かめてもらいました。仰向けで寝っ転がり、痛いほうの腰の足を、足首を曲げて伸ばしたまま上げてもらうのですが、声を上げるほどの激しい激痛。これで椎間板ヘルニアの可能性が高いとのことで、レントゲンを取ることに。
レントゲンを取った結果、「骨と骨の間が狭くなっている。おそらく椎間板ヘルニア」と診断されました。
まずは保存療法で様子を見ることに
軽いヘルニアなので、当然いきなり手術なんてことにはなりません。とりあえずは1日に3回飲む痛み止めと、セットで飲む胃腸薬、加えて坐骨神経痛を和らげる薬を処方してもらいました。ちなみに処方されたのは以下の薬です。
薬名 | 効能 |
---|---|
ロキソプロフェン | 痛み止め |
セルテプノン | 胃腸薬 |
リリカ | 神経痛緩和 |
- ※写真のリリカは75mgですが、最初に処方されたのは25mgでした
また、この日は電気治療も行って病院をあとにしました。
5日目〜11日目:痛みは収まらず
これで少しはマシになるのかなと思い薬を飲むも、腰の痛み特に坐骨神経痛はいっこうに収まりませんでした。歩くだけで痛い状況は変わらず、2回ほど病院へ電気治療だけのために赴くも改善は見られませんでした。
自己流体操も良くなかったかもしれない
ネットで色々とヘルニアの対処方法についてググり、マッケンジー体操なるものや腰のストレッチを行うも、効果は見られませんでした。誰に教わったわけでもなくネットの情報だけで自己流でやってしまったことも、もしかしたら痛みがおさまらなかった原因の一つかもしれません。。。
とにかくまったく腰の痛みが収まることはなく、「もしかしたらこのまま痛みと一生付き合っていかなきゃいけないんじゃないか。。。」と少し絶望しそうになった期間でしたね。
12日目:リリカの容量アップ&牽引に切り替え
このままではダメだと思い、再度診察を受けて先生に相談することに。体操をやっていたことを伝えると「痛みが収まるまではおすすめしない」とのことで、一旦止めることに。やっぱり良くなかったんですね。。。
また、坐骨神経痛が収まらないため、神経痛を和らげるリリカの容量を25mgから75mgへと3倍の容量にアップすることになりました。薬に頼るとはいえ痛みが収まればだいぶ気分的には楽になるので、祈るような気持ちで処方いただきました。
さらに電気治療ではなく、腰の牽引器具を使って腰のストレッチも行うことになりました。牽引を行うことで腰の骨と骨の間をストレッチさせ、椎間板が戻る手助けをするとのことです。この治療方法には賛否両論あるようですが、私の場合この治療があっていたようで、1回やるだけでだいぶ楽になりましたね。最初からこっちを勧めてくれればよかったのに。。。
13日目〜16日目:痛みはかなり小さいものに
リリカの容量アップか、腰の牽引か、はたまた体操をやめたからかはわかりませんが、だいぶ痛みを感じないようになってきました。ほんの少し坐骨神経痛をお尻に感じることはありつつも、日常生活や仕事に支障をきたすほどではなく、ようやく明るい兆しが見えてきました。
17日目〜23日目:薬はリリカのみに
痛みはかなり収まってきたので、1日3回の痛み止めは中止し、薬は就寝前に飲むリリカのみになりました。まだ牽引は何回か行ったほうがよいだろうとのことで、この間2回ほど牽引を行いましたね。試しにおそるおそる子供を抱っこしてみましたが、痛みを感じることはありませんでした。ただ、ほんの少しだけ腰に違和感を感じたため、妻とも相談しまだ抱っこは引き続き禁止しておくことに。
24日目〜30日目:坐骨神経痛が再度発生
痛みを感じることがほぼ無くなり、安心した油断から2日間リリカの服用を失念。さらに少し子供を抱っこしたり、ヘルニアを発症してから意識していた姿勢も崩しがちになったためか、再度お尻に坐骨神経痛を感じるようになってしまいました。。。
リリカに加え余っていた痛み止めも復活させて痛みは収まりましたが、まだヘルニアは完治していないことを思い知らされました。そりゃそうですよね、いくら軽度とはいえ一ヶ月も経たずに治るはずないですよね。
31日目〜37日目:牽引器具が最新に
引き続きリリカを服用しながら病院で牽引を行っていたのですが、ある時病院の牽引器具が入れ替えられていました。最新式とのことで期待したのですが、どうにも物足りなく感じ負荷を上げてもらうことに。しかし逆効果だったようで、太ももの付け根と坐骨神経の痛みが強くなってしまいました。
結局負荷をもとに戻しつつ時間が経過すると痛みは収まりましたが、やはり物足りなく効果があるのか無いのか体感でhわからず、牽引そのものにちょっと疑問を感じてしまいました。できれば前の牽引器具のほうが良かったなあ。。。
38日目〜51日目:リリカの容量を75mg→50mgに
相変わらずリリカと牽引の日々が続きました。かなり落ち着いてきたので50日目の診察の際、少しリリカの量を落としてみようということに。これまで75mgを服用していたのですがまずは50mgで様子を見てみましょうと。実際は50mgのリリカはないそうで、25mgを2つずつ服用することになりました。
52日目〜65日目:リリカの容量を50mh→25mgに
この2週間、リリカ50mgでも幸い坐骨神経痛がひどくなることはなく、ほんの少し痛いかなというのはありましたがさほど気になるほどではなかったので一安心です。今更ですが会社の椅子がヘルニアをきっかけにどうにもよくないのではと感じていました。そこで以下のバランスディスク(クッション)を購入しこれに座るようにしたところ、かなり姿勢が良くなったので、これにより痛みも軽減されていたのかもしれません。
63日目の診察で、経過が良好なのでいよいよリリカの服用をストップしてみようということになりました。
66日目〜79日目:坐骨神経痛はほとんど出ず
やっと薬のない生活に戻れることができました。たまにほんの少しお尻に坐骨神経痛を感じることはあるものの、本当に微々たるものでほとんど気になりません。ようやく普通の生活ができるようになりました。
80日目〜:薬も終わりやっと普通の生活に
軽度のヘルニアだったこともあり、おそらくかなり治りは早い方だったと思います。通常3ヶ月間、ひどい場合何年もかかることも珍しくないようなので、今回運が良かったなと思いました。病院をたらいまわしにされるのが身体的にも経済的にも最悪のパターンですが、幸い自宅近くの整形外科で改善されたので本当に良かったです。
再発しないよう防止策を徹底することに
軽いヘルニアとはいえ1ヶ月近く悩まされたので、二度となりたくないなと強く感じました。思えばこれまで腰を痛めたことがなかったので過信があり、日々の生活習慣でも全く腰を省みることがなかったなと思います。