Googleアドセンスにて、広告がクリックされていなくても表示回数に応じて収益が発生する[インプレッション収益]について解説
Web2016年11月23日
Googleアドセンスは実はクリックとは別に、表示回数に応じて収益が発生する[インプレッション収益]というものがあります。
広告のクリック回数がゼロなのにもかかわらず見積もり収益額に数円が数十円の修正が発生している、アレです。
この表示回数に応じて収益が発生する広告は[インプレッション単価広告]というもので、クリックでは収益は発生せず表示回数でのみ収益が発生します。
インプレッション収益とは?
簡単に言えば[広告が1000回表示された際に発生する収益]です。
Googleアドセンスのレポートに[ページRPM]という項目があります。ここの金額が、1000回広告が表示された時に手に入る収益の見積額を示しています。
PV数=表示回数ではない
インプレッション収益を発生させるにはじゃあPV数が1000必要なのかといえばそういうわけでもなく、仮にページ内に3つアドセンスを設置し、そのうち2つがインプレッション単価広告が表示されていれば、理屈上は500PVでも1000回表示を達成することになります。
もちろん不正はできないので注意
ページをリロードしまくれば収益が発生するのでは?と考えたそこのアナタ、そんなうまい話はありません。
通常のクリック広告もそうですが、サイト管理者自身が自サイトのアドセンスのクリック数や表示回数を恣意的に増加させることはGoogleアドセンスのポリシー上禁止されています。
必要なサイト更新などの運営を除き、必要以上に自サイトのアドセンスを表示しすぎないよう注意しましょう。
インプレッション収益(RPM)はどうやって決まる?
インプレッション収益は、以下の計算式で決定されます。
インプレッション収益 =(見積もり収益額/広告表示回数)×1000
- ※レポートに表示される[インプレッション収益]は実際の収益額ではないので注意
具体例
見積もり収益額 | 広告表示回数 | インプレッション収益(RPM) |
---|---|---|
300円 | 30000回 | 10円 |
300円 | 600000回 | 5円 |
60円 | 60000回 | 1円 |
具体例をご覧いただくとお分かりかと思いますが、広告表示回数やPV数に対してクリック率が高いと必然的にインプレッション収益も高くなります。
まとめ
Googleアドセンスは分かりづらい項目も多いですが、今回その1つである[インプレッション収益]について解説させていただきました。
Googleアドセンスで最大限の収益を得るためにはPV数の上昇が第一であることには変わりありませんが、インプレッション収益の金額はサイトがどれだけ収益率が良いかということを測る重要な指標となります。
サイト運営ならびにGoogleアドセンスの管理において、本記事の内容をぜひお役立ていいただければ幸いです。