NUROモバイルのSIMを快適に利用するためにWiFiルーター「HW-02E」を購入したのでレビュー
Web2017年3月24日
先日、WiFiルーター305ZTをSIMロック解除してNUROモバイルのデータSIMを挿しましたが、結局305ZTはドコモ系の格安SIMだとBand 1にしか対応しておらず、非常に電波をつかみづらいという残念な結果となりました。
あくまでも外出時に使いたい時だけ使う想定なので、お手頃な値段のルーターはないかなと検討した結果、Huaweiの「HW-02E」という製品を購入いたしました。
本記事ではHW-02EにおけるAPNの設定手順及び、レビューをまとめてご紹介させていただきたいと思います。
HW-02Eのイイところ
ドコモのルーターなのでSIMロック解除の必要は無し
NUROモバイルはドコモ系のSIMなので、実は使用するルーターは必ずしもSIMフリールーターである必要はありません。「ドコモ系のルーターにドコモ系の格安SIMを挿す」であればSIMロック解除は必要ないので、手間をかけずにSIMを挿すだけですぐに使用できます。
中古で4,000円~5,000円というお手ごろさ
ルーターはピンキリですが、新品で性能のいいものだと最低10,000円以上、物によっては20,000以上の製品も珍しくありません。そんな中でHW-02Eの中古品の値段はお財布に優しい値段で手に入れることができるのが魅力です。
対応している周波数帯も問題なし
305ZTはドコモの周波数帯はBand 1(2.1GHz)にしか対応していませんでしたが、HW-02EはBand 1,6,19,21に対応しているので全く問題ありません。特にBand 19(800MHz)に対応しているので、ドコモのLTE対応エリアであれば圏外になる可能性はとても低いです。
重量が約103gと比較的軽い
2013年に発売された機種なので最新のものに比べれば特段軽さで突出しているわけではないのですが、少なくとも305ZTの150gに比べれば軽く、大きさも小型なので持ち運びもしやすいです。
電源オフから10秒で起動可能
これはとてもありがたいです。305ZTは数十秒かかっていたので、最初は起動の速さに感動すら覚えました。普段は電源を切っておいて「使いたいときだけ電源を入れる」という使い方をする想定なので、これも大きなメリットです。連続通信時間自体は2時間と他の端末に比べ多少劣りますが、そもそもそんなに長く通信することが無いので全く問題ありません。
APNの設定手順
305ZTの時と同じように、端末側でAPN設定を行う必要があります。
①PCやスマートフォンでHW-02Eに接続する
HW-02Eに接続後、以下のURLにアクセスしてHW-02Eの設定画面を開きます。
②ログイン
設定画面が表示されたら、画面右上にある[ログイン]をクリックします。
続けて、表示されたダイアログで[admin]と入力して[ログイン]をクリックします。
- ※特に設定変更した記憶が無ければパスワードは初期の[admin]になっていると思います
③新規プロファイルを作成
画面上部メニューの[設定]をクリックします。
続けて、左メニューの[モバイルネットワーク]-[プロファイル管理]へクリックして進みます。
[新規プロファイル]をクリックします。
表示されたダイアログで、APN情報を入力します。
プロファイル名 | 任意の名前を設定 |
---|---|
APN | so-net.jp |
ユーザー | nuro |
パスワード | nuro |
認証方式 | CHAP |
- ※NUROモバイルを契約した際に送付される「ご利用マニュアル」にも同様の内容が記載されているかと思います
- ※NUROモバイル以外のSIMでも内容が異なるだけで、手順自体は同様です
入力後、[保存]をクリックします。
④作成したプロファイルが[デフォルト]になっていることを確認
プロファイル管理画面に戻り、作成したプロファイル名がデフォルトになっていることを確認します。
⑤接続を確認
ホームに戻り、[LTE][接続済]と表示されていればOKです。インターネットに接続できるかと思います。
まとめ
たまに電車の移動中などで接続が途切れることがありますが、今のところHW-02Eについてはある程度満足しています。あくまでも格安SIMなので安かろう悪かろうとまでは言いませんが、ある程度割り切って使うことも大事なのかなと。
中古で購入したので故障だけが心配ではありますが、その場合は予備機としてSIMロック解除した305ZTもありますし、また中古で買い直しても問題ないでしょう。
NUROモバイルのデータSIMを検討されている方は、どうぞ本記事をご参考にしていただければ幸いです。