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エアレーション

簡単に言ってしまえば「地面に穴をあける」作業をエアレーションと言います。
ゴルフ場のグリーンなどでもよく行われています。
芝生は育つに連れて根が張り巡らされ、通気性や通水性が悪くなり土壌が固まっていきます。芝生は一度張ると当然その下の土を耕すことはできなくなるため、放っておくと芝の発育には悪い状況となります。
エアレーションを施すことで、根の部分の通気性・通水性がよくなり発根を促し、芝生が若返ります。ここではエアレーションの手順やポイントについてご紹介いたします。

効果

通気性の改善と病気予防

地面に穴を開けることによって通気性が良くなり、空気(酸素)が入ることで芝生の根に空気が行き渡るようになります。
土の中の微生物の働きも活発になり、病気の予防になったりサッチの分解を促進し病気の予防にもつながります。

透水性の改善

土に穴を開けることで水はけが良くなります。水はけが悪いと表面から水が染みこまない状態になってしまうので、芝生にはよくありません。
エアレーションを施すことで水はけがよくなり、成長を促進する効果があります。

芝生の根切り

古い芝生の根を切ることで、発育が刺激されて芝生の成長が活発化します。人間でいう筋肉痛に似てますね。
より根切りの効果を出すにはエアレーションだけでは不十分で、スライシングという作業が必要になってきますが、一般家庭の庭ではそこまでする必要は無いと個人的には思っています。

エアレーションの手順

ローンスパイクやローンパンチを芝生に垂直に立てた状態で、体重を掛けて芝生に深く突き刺します。
ローンスパイクはホームセンターやインターネットで2000円前後で購入できます。 上記の作業を等間隔で繰り返し行い、芝生全面に穴を空けていきます。穴の間隔が狭いほど高い効果が得られますが、その分、多くの時間と労力が必要となります。健全な状態にある芝生での定期的作業の場合、およそ深さ10cm程度、直径1〜2cmの穴を、15〜20cmの等間隔で作業すれば十分でしょう。

穴をあけたら、芝生上に散乱した芝や土をほうきなどで集めて取り除きましょう。
ふるいにかければ目土として再利用できます。空けた穴に、ふさがるまで目土をよく擦り込んでください。
穴をふさがないと根が乾燥し、芝生の生育に悪影響が生じることがあります。

最後に全体に水やりを行ってください。水やりをするとふさぎ切れていない穴が目立ってくると思います。足りない箇所にはさらに目土を入れ、再度水やりを行えば申し分ないでしょう。

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