水やり
芝生はその約80%が水で構成されています。
芝生は水不足になると葉がしおれ、茶色くなりやがて枯れてしまいます。芝生にとって水は生命線であり、つまりは芝生を良好に生育するためには適切な水やりが必要になってきます。
ただ毎日一定量をあげればよいというものでもなく、季節、天候、土壌の状態によって適切な水の量は変わってきます。
また、一般的に西洋芝の場合は日本芝よりも水やりの頻度が高くなります。
ここでは水やりの際の注意点やコツをご紹介していきます。
水やりのタイミング
基本的にはどの季節においても、朝の涼しい時間帯に水やりを行うことをお勧めします。
夕方や夜に散水を行うことがNGというわけではありませんが、必然的に芝が水に浸っている時間が長くなるため、菌の繁殖や害虫の発生リスクも上昇します。
水やりは水不足症状が出る直前に行うことがベストです。これは季節や気候、気温、湿度、土壌の質、根の張り方、散布している資材など様々な条件が影響しますので、芝生の様子を見ながら判断しましょう。
水不足になると葉が徐々に巻き、針のように細く丸まり、どす黒い色に変色してきます。放置すると葉の部分が枯れて「休眠状態」になります。
少し弱ってきたくらいであればたっぷり水やりすることですぐに復活しますので、少し茶色くなっても焦ることはありません。
芝生を育成した経験のない方でも毎日芝生を眺めていればだんだんと「ちょっと水が足りないかな?」という感覚が養われてきますので、芝生の状態をこまめに確認しながら水やりを行ってください。
水やりの頻度
夏場には基本的に毎日行い、春や秋頃は数日に1回、晴れの日が続いたら水やりを行います。
水やりの頻度は気候、天候、土壌の状態、日当たり具合によって大きく変わります。
ただ神経質に考えてもしょうがないというのも事実なので、ある程度アバウトに考えて問題ないと思います。私のい場合は「雨が降れば次の日はあげない」「晴れが2日続けば水やりする」くらいの感覚で水やりをしていますが、それでもよく育っています。
水やりの量
水やりの量は「あげすぎかな」というくらいでちょうどよいです。
目安としては「表面に水が見えている状態」くらいです。水たまりができても水はけがよければ時間が経てば地面に染み込んでいきます。
逆に量が少ないと根まで水がたどり着くことができないので、育ちが悪くなります。また、短時間でドシャーっとあげるより、時間をかけて散水するとより良いでしょう。
張ったばかりの芝生について
張ったばかりの芝生はまだ根付いていないので、毎日の水やりは欠かさないようにしましょう。根付きさえすればある程度アバウトに管理しても育ってくれますが、この時期の水やりはある意味一番大事です。
根付いていない状態の芝生は表面部が特に乾きやすく、水不足になりやすいです。よく様子を見ながら、場合によっては一日に複数回水やりを行ってもよいでしょう。
水やりの方法
水やりの方法は、大きく分けて散水ホースを使った手散水と、スプリンクラーを使った自動散水の2つがあります。
スプリンクラーはタイマーで行えるので非常に楽です。反面コストもかかり導入ハードルは若干高いため、あまり平米数の広くない芝生であれば散水ホースによる手散水で問題ないでしょう。
ちなみに私の庭では散水ホースを使った手散水です。検索するとホースもたくさんあるのでどれを使えばよいのか悩みますが、私はタカギの「オーロラ NANO」という商品を使っています。
コレのいいところはストレート⇔霧状の具合を細かく調節できるので、ケースに応じた散水が可能になります。また、ホースもキレイに収納できるので使わない時もスッキリします。さらに止水レバーがついているので、蛇口をひねってあっても水が出ず、「散水を開始する時」にレバーを引けばよいため、足元もビチャビチャになりづらいです。
商品名 | タカギ(takagi) オーロラ NANO |
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値段 | 約2800円 |